【合気道×旅】高知セミナーの始まりと中村道場での初稽古(1日目:後半)
高知市から、四万十市中村にある中村道場を目指して、国道56号線をひたすら走ります。
お腹いっぱいの状態で車に揺られていると、つい眠気が襲ってきそうになりますが、今回は3人旅。話も弾み、テンション高めでドライブを楽しみました。
途中、「道の駅 かわうその里 すさき」を見つけたので、休憩がてら立ち寄ることに。
以前はお土産にあまり興味がなかった私ですが、東京ではなかなか手に入らない地元の新鮮な野菜や食品にすっかり魅了され、今では道の駅を見かけるたびにワクワクしてしまいます。
幸い、店内は空いていたので、ゆっくりと品定め。
私はしょうが味噌やゆずマヨネーズに惹かれて手を伸ばし、Aさんのかごには、なんと様々な味のミレービスケットがぎっしり。
その存在すら知らなかった私にとっては驚きでしたが、後日いただいてみると、分厚い食感と深みのある味わいに納得。人気の理由がよくわかりました。
日差しを浴びて火照った体には、土佐の味が染み渡ります。横畠冷菓でシャーベットを購入。
チョコレート好きのマイクはもちろんチョコ味を選びましたが、シャーベットのチョコレートは初めてだったようで、シャキシャキとした食感を楽しんでいました。
「かわうその里」の名にふさわしく、向かいのローソンではカワウソ君が元気にお客様を呼び込んでいました。
車に乗り込み、再び中村へ向かいます。
「確かこの辺に長い海岸があるはずなんだよね」
高知に住んでいたことのあるマイクの言葉通り、佐賀公園を過ぎたあたりで、土佐白浜が姿を現しました。
「おおっきぃ…」
時間を気にしつつも、美しい景色を前にすると自然と車を止めて、みんなで外へ。
>それぞれ思い思いに海へと歩みを進め、広大な自然を味わいます。
波は穏やかで、ただその音が広がる中、一人の世界に浸りながら、ここに来られた幸せをしみじみと感じました。
もうすぐ午後5時。夕暮れの海を歩くだけで、なんだか青春のような気分になります。
そして、目的地の四万十市中村に到着。
今回宿泊したのは「中村第一ホテル(BBHホテルグループ)」です。
シンプルながら使い勝手の良いお部屋で、価格も控えめ。アメニティグッズはフロントに豊富に揃っていて便利でした。
中村合気会の稽古は、四万十市立武道館で行われており、ホテルからは約2.5kmほどの距離。
稽古は19時半からなので、チェックイン後に少し休憩し、道着に着替えて車で道場へ向かいます。
すでに日が暮れていましたが、武道館は大きく立派な建物で、すぐにそれと分かりました。
少し早めに到着したため入口で待っていると、会員の方が親切に案内してくださり、道場へ。
中村合気会の指導責任者は安光勇人先生。初対面にもかかわらず、笑顔で優しく迎えてくださいました。
最初の30分は子どもたちと一緒に汗を流し、残りの1時間は大人のみの稽古です。
「人数はどんどん減っちゃってね」
それは、どの道場でも共通する悩みかもしれません。
安光先生の技はとても柔らかく、腰を中心に体全体を使って相手へとつなげていく動きが印象的でした。
つい力が入ってしまいがちですが、先生の腕を一度掴むと、自然と力が抜けていき、気づけば畳の上に倒されている…。
「故佐柳孝一師範・前田典昭師範から受け継ぐ、無理のない柔らかな、そして不思議な合気」を、まさに体感させていただきました。
稽古後、袴をたたんでいるときに写真を撮っていなかったことに気づき、残っていたメンバーで「ハイ、チーズ」。
あさっての菅沼師範講習会でまたお会いできるのが楽しみです。
快く参加を受け入れてくださり、本当にありがとうございました。
夜9時半近くに宿へ戻り、遅めの夕食は近くの居酒屋でいただきました。
なんだかんだで長い一日。西村商店でいただいた満腹ランチの記憶も遠く、お腹が空いて好きなものを注文し、ビールで乾杯。
今日はぐっすり眠れそうです。
👉 次回は「四万十から高知市へ|清流と城下町をめぐる合気道旅2日目」をお届けします。
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