【合気道×旅】高知でのんびり4日目・最終日
朝8時ごろ、Aさんと最後の朝食。
彼女は東京へ戻り、私たちは高知市観光へと向かいます。3日間を共に過ごしただけに少し寂しさもありましたが、お互いの素晴らしい一日を祈りつつ、笑顔でお別れしました。
私たちは再びレンタカーを借りて、彼の記憶を頼りに車を走らせます。マイクが高知に住んでいた頃は山のふもとに暮らしていたそうです。
「ここにお寺があるよ」
神社仏閣好きな私を知っている彼は車を止めてくれました。高台の本堂を目指し石段を歩きふと後ろを振り返った瞬間、山里の景色が広がります。
「わぁっ」
胸いっぱいに広がる澄んだ空気と解放感。車道脇には桜が咲き、言葉を失うほどの美しさでした。
ここは真言宗栗生山定福寺です。
石段には菜の花や黄色水連が咲き、静寂の中に息づく生命に心が浄化されるようでした。
ここを守ってくださる方々のおかげで、この時間をいただけることに感謝し、協力金を納めます。小銭を探す私に「ここはお札で」と促すマイク。確かに、ここは惜しむ場所ではありませんね。
さらに車を走らせると、彼が懐かしそうに声をあげました。
「この辺だったと思う…あっ、あった」
それは彼が20代の頃に暮らしていた木造の家。今も人が住んでいるかは分かりませんが、ここで多くの経験を積んだのでしょう。
道幅はどんどん狭くなり、標高を上げていきます。
「着いた」
山中にある駐車場に車を止めてハイキングへ。木々と岩に囲まれた道を歩いていくと、滝が見えてきました。
龍王の滝
まっすぐ上から流れ落ちる様に心を奪われ、ただ流れる水の音に耳を傾けることで雑念も流され、気持ちが軽くなります。
コースは思いのほか長く、高知市に戻る時間が遅くなりそうだったので、しばらく歩いて折り返すことにしました。
車に乗り換えて車道から山頂を目指します。山頂には役行者像が置かれ、美しい山脈の景色が眺められます。
大きなキャンバスに描かれる雲、それを支える自然。歩いて辿り着けたらさらに感動があったでしょうが、短い時間の中で高知の自然を伝えようとしてくれるマイクの優しさに心が温まります。この最高の景色の中でランチをいただきました。
お腹を満たし、別のルートで山を下ると源水の水汲み場があるはずなのですがたどり着けず、山荘へ。源水を利用したコーヒーと炭でできたロールケーキをいただきます。
コーヒーは苦味控えめで飲みやすく、ロールケーキも甘すぎず私好み。ご馳走様でした。
狭い山道に苦戦しながらもチャレンジを楽しみ、友人との約束まで時間があったので温泉を探してみると「土佐れいほくの湯」という案内を見つけたので行ってみることに。
吉野川のすぐそばに位置するモンベルアウトドアヴィレッジ。残念ながら温泉ではありませんでしたが、温浴施設でした。
土佐れいほくの湯:https://motoyama.outdoorvillage.jp/menu208/contents1004
幸い女性風呂は私だけで、広い湯船に体を大きく伸ばして浸かります。温泉ではなくとも、山々から流れ着いた水は柔らかく体に染み込んでいくようで、旅の疲れを癒す最高の時間でした。
高知市に戻りレンタカーを返却し、高知の食文化を楽しめる集合屋台村「ひろめ市場」へ。
合気道を始めたばかりのマイクはここで一人のカナダ人に出会います。高知にいる間、彼とたくさん遊び、離れ離れになってもずっと連絡を取り続けていました。最後に大阪で会って以来、実に約15年ぶりの再会です。
混み合う市場で適当な場所を見つけカツオの塩たたき、ウツボのフライなどをいただきました。私は友人に焼き鳥を頼んだのですが、探すのが相当大変だったようでごめんなさい。
時間が経てば年齢だけでなく環境や考え方も変わり、話は途切れることなく続きます。彼が帰った後は、席を探していた中国人の方に彼が座っていた場所を譲り、なぜだか近辺の人たちとおしゃべり。出会いって本当に面白いものです。
今日もほろ酔いでホテルへ戻ります。
翌朝、荷物をまとめて朝食を食べて、空港行きのバスへ。飛行機は予定通りに出発ですい。搭乗の際、皆さんのお見送りが温かく、手を振り返すとさらに大きく振ってくださり、胸が熱くなりました。
「人って暖かい」
そう感じられた、素敵な合気道旅でした。
旅で出会ったすべての皆様、本当にありがとうございました。
【お世話になった道場】
- 中村道場:https://www.kochiaikidou.com/doujyou3/index.htm
- 高知合気道:https://aikidou-kochi.com/
【宿泊施設】
- 四万十市中村:中村第一ホテル(BBHホテルグループ) ![]()
- 高知市内:コンフォートホテル高知 ![]()
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