【合気道×旅】チェコ・プラハで合気道セミナーと道場巡りを楽しんできた-02

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By: Community
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10月21日、いよいよ出発の日です。

飛行機の時間は17時55分。午後に家を出れば十分間に合うので、朝稽古に参加してから出発することにしました。

昼食を済ませて成田空港へ向かうと、飛行機が30分ほど遅れているとの案内が。

以前、遅延が原因で経由便に乗り遅れたことがあるので少し不安になりましたが、今回は乗り継ぎまで3時間以上あるので、大丈夫だと信じるしかありません。

 

案内の通り、飛行機は30分遅れで離陸しました。機内は一つの空席もないほど満席。

台北までは数時間とはいえ、もしこの状態で台北―ウィーン間の約13時間を過ごすことになったら……と想像すると、思わず身震いしてしまいます。

離陸してすぐ、「本日のフライトは揺れが予想されます」とアナウンスが入りました。

幼いころから飛行機には乗っているものの、いまだに“鉄の塊が空を飛ぶ”という事実を完全には受け入れられず、揺れるたびに心拍数が上がるタイプの私。最近は少し慣れてきたとはいえ、やはり緊張します。

 

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約4時間のフライトの途中、お願いしていた特別食が運ばれてきました。

「先に食べていいよ」とマイクは言ってくれましたが、周りの人たちにまだ食事が届いていない中で一人だけ食べるのは気が引けます。

それに、飲み物は付いてきたお水だけ。せっかくなら、彼と一緒にお酒を飲みながら食事を楽しみたいので待つことにしました。

しかし揺れが強くなり、シートベルト着用サインが点灯すると、前方から提供されていた機内食が途中で中断してしまい、しばらく再開されません。再開しても同じ状況が続き、彼らに食事が届いたのは、私の特別食が来てから1時間ほど経った後でした。

01.JPG

短いフライトの中でようやく届いた食事は、食べ終わるとすぐに片付けられてしまいました。

 

再びアナウンスが流れます。

「空港が混み合っているため、20分ほど上空で待機します」]

遅れて出発したうえに、さらに遅れて到着する見込み。心配は募るばかりですが、座っているだけの私にはどうすることもできません。

やがて飛行機は下降を始めました。揺れは続いていましたが、着陸態勢に入るとさらに激しくなります。

映画を見終わった私は、マイクと一緒に機内エンターテインメントのゲームをしていましたが、揺れの中で画面を見続けたせいか、初めて飛行機酔いをしてしまいました。

 

ピーピーピー。

 

突然、機内に聞き慣れない音が響きました。しばらくするとまた同じ音が鳴り、気づけばあちこちから同じアラート音が。

 

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私たちの席は機体中央、翼の上。窓を開けるとすぐ翼が見える位置です。

ジェットコースターなら“非常事態”と言われてもおかしくないほどの揺れの中、翼が大きく下へ傾き、地面にぶつかりそうに見えました。

その瞬間、隣の女性と目が合い、思わず無事を祈り合いました。

そして……無事、桃園空港に着陸。

 

あれ? アナウンスでは混雑していると言っていたのに、空港には飛行機がまばら。

 

着陸とともに鳴り響いていたアラート音はさらに増え、隣の女性が見せてくれたスマホ画面を見て驚きました。そこには、強風に対する警戒を促すメッセージが。

 

「您所在地沿海及空曠處易有10級(時速89公里以上)強陣風,請注意人車安全。

Be cautious of Force 10 gusts caused by low pressure and the northeasterly monsoon.

現在地の沿岸および開けた場所では、風力階級10(時速89キロ以上)の強い突風が発生しやすくなっています。人や車の通行の安全に注意してください。低気圧と北東季節風による強風に警戒が必要です。

 

どうやら私たちはモンスーンの真っただ中を飛んでいたようです。

機長さん、アテンダントさん、そして機体さん。あの悪天候の中、無事に台北まで届けてくれて本当にありがとうございます。

 

飛行機は1時間以上遅れ、次の搭乗まで30分しかありません。しかもターミナル2から1へ移動する必要があるので、急がなければなりません。

飛行機を降りると、前に座っていたヨーロッパ系の乗客が走り出しました。同じ便かもしれないと思い、私たちも後を追います。

荷物検査のスタッフは状況を察してくれ、水の入ったペットボトルがあったにも関わらず素早く対応してくれました。

「ターミナル1への電車はあちらよ」と声をかけてくれ、その気遣いに心から感謝です。

 

電車に乗ると、先ほどの二人が向かいに座っていました。

「ウィーンに行くの?」と聞いてみると、彼らはアムステルダム行きとのこと。

あと10分ほどで出発予定だそうで、お互いの旅の無事を祈り合い、ターミナル1に着くと彼らは走り、私たちは早歩きでゲートへ向かいました。

 

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ゲートに到着すると、搭乗開始が近いにも関わらず人が少なく、少し不安に。それでも案内表示を確認すると、行き先が表示されていることを知り安心しました。

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気が抜けたのか、飛行機酔いがぶり返し、トイレで吐いてしまいました。長年飛行機に乗っていますが、こんなことは初めてです。

 

しばらくして搭乗が始まり、席に座ると機内はガラガラ。特別食の確認に来たアテンダントさんに尋ねました。

「隣の席には人が来る予定ですか?」

「その予定ですが、確実ではありません」

結局、隣の席は空いたまま離陸。

エコノミーはトイレを挟んで前後に分かれていますが、私たちのいる後方は3割ほど、前方に至っては1割ほどしか埋まっていません。

 

「空港が混み合っているので上空待機」というアナウンスは、きっと乗客を安心させるためのものだったのでしょう。

来るはずだった隣の人が来なかったのも、何か理由があったのだと思いますし、何よりも三社共同運航便でこの空き具合は、やはり異例です。

 

もしかすると、あの激しい揺れの中でも台北に到着できたのは、本当に幸運だったのかもしれません。そして「満席の機内は嫌だな」という私の願いが、ガラガラの機内という形で叶ったのかもしれません。

 

最初は揺れが続いたものの、次第に落ち着き、無事に最初の食事が提供されました。

周りの人たちが広い席へ移動しているのを確認してから、アテンダントさんに許可をいただき、私も誰もいない中央席へ移動し、ぐっすり眠ることができました。

 

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