【合気道×旅】チェコ・プラハで合気道セミナーと道場巡りを楽しんできた-03
台北からヴィエナ(ウィーン)までの13時間という長旅にもかかわらず、幸運なことに4人席をひとりで使うことができたおかげで、モンスーンによる揺れへの恐怖心やストレス、疲れもかなり軽減され、思いのほか快適な空の旅となりました。
到着は1時間遅れでしたが、プラハ行きの電車は余裕をもって予約していたので焦る必要はありません。入国を済ませ、ヴィエナセントラル駅へ向かいます。
事前にオーストリア鉄道OBBのアプリを入れていたものの、数駅だけの移動だったので券売機で買えばいいと思っていました。ところが、券売機はクレジットカードを読み取ってくれず、手持ちの20ユーロ札を入れても戻ってきてしまう始末。
近くの人に両替をお願いしてみても叶わず、隣の券売機に移動したところ、ようやくクレジットカードが使えました。
現在8時57分。乗る予定の電車は9時2分発なのですが、掲示板も案内版も見当たりません。近くの人に尋ねても「地元じゃないからわからない」と言われ、とりあえず一つのホームに降りて別の人に聞いても誰もわからないまま。そうこうしているうちに9時2分を過ぎてしまいました。
別のホームに向かうと、先ほど券売機で一緒になった女性がいたので尋ねると、「旦那に聞いてみて」と言われたので話しかけてみると、なんと彼らの目的地も同じ。ここで自然とワンチームが結成されました。
互いにネット情報やホームの表示を照らし合わせていると、前方からホーム清掃員らしき方が歩いてきたので思い切って質問します。
ヴィエナセントラル駅行きの電車はどこから出ますか」
「ここからだよ」
やっと聞きたかった答えが返ってきて、思わず「ありがとう」と声が出ました。
「次の駅で降りるんだよ」と教えてくれ、聞く勇気の大切さを改めて実感しました。
ネットの情報では9時33分発で同じホーム。AIチャットでも同じ回答だったので、もう間違いありません。
落ち着いたところで、彼らと自己紹介をしました。
フランス系カナダ人のご夫婦で、リタイア後はいろいろな国を旅しているとのこと。以前日本にも来たことがあり、「お気に入りの国のひとつ」と言ってくれたのが嬉しくて、日本から持ってきた抹茶チョコレートをお渡ししました。
今回はヨーロッパを列車で巡る旅だそうです。
「それじゃ、また同じことが起きるね」
とマイクが冗談を言い、みんなで笑い合いました。
無事に電車に乗り、ヴィエナセントラル駅に到着。
彼らの電車は数時間後、私たちの電車は40分後だったので、ホームでお別れ。不安な状況の中で仲間ができたことが本当に心強かったです。
駅構内の掲示板を見ると、まだ私たちの電車の情報は表示されていません。人の多い構内を離れて外に出てみると、周辺はモダンな雰囲気で、観光でイメージする旧市街とはまったく違う景色でした。
しばらくして掲示板を確認すると、どうやら私たちの列車は50分ほど遅れている様子。おいしそうなパン屋さんを見つけてランチを買い、さらにチェコの民間鉄道RejioJetのオフィスが構内にあることがわかったので、時刻確認も兼ねて向かってみると、利用者専用の待合室がありました。
入り口でスマホチケットをかざして入れずに困っている人がいたので、プリントアウトしていた私のチケットを試すと扉が開いたので、「おいで」と手招きして一緒に中へ。
待合室にはテーブルと椅子、そして無料のコーヒーマシン。席は満席だったのでスーツケースを椅子代わりにコーヒーを飲んでいましたが、ひとつ列車が発車したことで席が空き、移動してゆっくり過ごすことができました。
結果、私たちの列車は1時間遅れで発車しました。
車内は満席でしたが、予約した席には誰も座っておらず無事着席。前の席には学生たちがいて騒がしかったものの、とにかく乗れたことでひと安心。ここから4時間半揺られていればプラハに到着です。
私たちのチケットでは水とコーヒーがもらえるはずでしたが、水だけが配られ、コーヒーは来ません。
後からわかったのですが、無料コーヒーでも専用アプリか座席のスクリーンから注文する必要があり、アプリをダウンロードしていなかったのでスクリーンから行うとしたところ動かず注文できず、エンタメ機能も使えませんでした。
こういう点は日本と大きく違い、旅を重ねるごとに「諦める力」が育っていきます。
車内に意識を向けすぎると疲れてしまうので、車窓の景色を楽しむことにしました。
面白かったのは、オーストリアでは三角屋根のかわいらしい家が多いのに対し、チェコに入ると平地が広がり、地平線まで続く草地や農地の美しい風景に変わったこと。
ただ、町の景色には落書きが多く、マイクはそれを見るたびにストレスを感じていました。
騒がしい車内ではありましたが、無事にプラハへ到着しました。
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