【合気道×旅】チェコ・プラハで合気道セミナーと道場巡りを楽しんできた-08
10月25日、セミナー当日の朝。6時半に目が覚め、まずは風邪気味の体調をチェックしました。喉の痛みはまだ残っているものの、幸いだるさはなく、これなら問題なく参加できそうです。
会場へはバスで向かう予定でしたが、万が一遅れることを考えて、予定より一本早い便に乗ることにしました。リトアニアのグループは10人弱。知っている顔も初めて会う方もいて、バスに乗る前に軽く自己紹介をします。
ホテルの目の前にあるバス停には予定通りバスが到着し、会場近くの停留所にも時間通りに着きました。早めに到着した会場はまだ人がまばらでしたが、受付を済ませます。
「先生がそろそろ到着するんじゃないかな」
そう思って外に出ると、先生を送迎している友人の車が駐車場に入ってきました。今回の講師は合気会本部道場の藤巻師範。日頃からお世話になっていますが、海外でお会いするとまた違った雰囲気があり、少し背筋が伸びます。
急いでリトアニアグループを呼びに行き、入口で先生をお迎えしながら皆を紹介しました。
道着に着替え終わる頃には人もどんどん集まり、知らない方が多い中で友人の姿を見つけると、自然と気持ちが明るくなります。
外は冷え込んでいましたが、室内は暖房が効いていて少し涼しいくらい。体を動かすにはちょうど良い温度です。セミナー開始の9時前には皆が整列し、主催者の説明のあと、師範が入場されて稽古が始まりました。
初めて訪れる国でのセミナーは、参加者がどのような稽古をしてきたのか分からず、また初対面の方ばかりと組むので緊張します。
準備体操、基本動作、いくつかの技を行ったあと、師範から参加者の紹介がありました。チェコの方が約80%、そして隣国のスロバキア、イタリア、リトアニア、オランダ、フィリピン、日本と、7か国から参加者が集まっていました。
よく見ると白帯の方が思った以上に多く、子どもたちも大人に混ざって参加しています。
合気道という同じカテゴリーではあっても、国や道場が違えば体の使い方もさまざま。力の強さや受け身の取り方も異なります。でも、そんな違いを尊重しながら行う稽古は、緊張しつつもとても楽しい時間でした。
体調のこともあり少し疲れやすかったものの、基本動作を中心に進められた午前の稽古はあっという間に終了しました。
昼食のため急いで着替え、連れて行ってもらったのはバーガーショップ。私はサーモングリル、マイクはハンバーガーをいただき、お腹をしっかり満たします。
午後は40分ごとに3コマに分かれており、白帯のみ、全員参加、黒帯のみという構成。白帯が多いことを考慮した師範の配慮です。
私たちは2コマ目に参加する予定でしたが、師範が教える基本クラスも気になり、隣のバスケットコートから見学することにしました。
師範が受け身の取り方や足の運び方を丁寧に説明されている様子を見て、その伝え方から「合気道をしっかり伝えたい」という思いが伝わり、胸が熱くなりました。
続いて行われた白帯・黒帯合同稽古では、小学低学年の女の子が何度も来てくれて嬉しかったのですが、体が小さく柔らかい彼女と組むのは大人以上に気を遣い、繋がりを見つけて技を行う難しさを学びました。黒帯だけの稽古では一気にレベルが上がり、深い考えの中で良い汗をかくことができました。
セミナー終了後、師範や友人たちと写真を撮ろうと皆を集めたのですが、マイクの姿が見当たりません。会場内を探していると、一人の参加者が声をかけてきました。
「僕と稽古をして、彼は怪我をしてしまったんだ。」
えっ、まさかの事態です。セミナーは明日も続くし、このあと道場でも稽古に参加させてもらう予定なのに…。
「彼はすごく怒っていて…」
指さす方を見ると、腕を冷やしているマイクの姿がありました。
聞けば、技が終わり受け身を取ったあとに肘を捻り上げられたとのこと。それは怒りますよね。少し動かすだけで痛みが走るようで、写真撮影のために集まると皆が心配してくれました。
このあと懇親会があるのですが、マイクは肘が上がらず荷物を背負えません。それを気にかけてくださった師範が車での同行を勧めてくださり、お願いすることに。私はリトアニアの友人と直接レストランへ向かうことにします。
※サイト内リンクからご予約いただくと、Aikido Travelの活動サポートにつながります。